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  1. 千代田区議会 1991-06-13
    平成3年第2回定例会(第4日) 本文 開催日: 1991-06-13


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成3年第2回定例会(第4日) 本文 1991-06-13 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 53 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長吉成五郎君) 選択 2 : ◯議長吉成五郎君) 選択 3 : ◯五番(市川宗隆君) 選択 4 : ◯議長吉成五郎君) 選択 5 : ◯議長吉成五郎君) 選択 6 : ◯議長吉成五郎君) 選択 7 : ◯区長木村茂君) 選択 8 : ◯議長吉成五郎君) 選択 9 : ◯議長吉成五郎君) 選択 10 : ◯議長吉成五郎君) 選択 11 : ◯議長吉成五郎君) 選択 12 : ◯議長吉成五郎君) 選択 13 : ◯議長吉成五郎君) 選択 14 : ◯議長吉成五郎君) 選択 15 : ◯議長吉成五郎君) 選択 16 : ◯議長吉成五郎君) 選択 17 : ◯議長吉成五郎君) 選択 18 : ◯監査委員古賀周作君) 選択 19 : ◯議長吉成五郎君) 選択 20 : ◯議長吉成五郎君) 選択 21 : ◯二十七番(中村つねお君) 選択 22 : ◯六番(大宮正義君) 選択 23 : ◯議長吉成五郎君) 選択 24 : ◯議長吉成五郎君) 選択 25 : ◯議長吉成五郎君) 選択 26 : ◯議長吉成五郎君) 選択 27 : ◯八番(紙谷武君) 選択 28 : ◯六番(大宮正義君) 選択 29 : ◯議長吉成五郎君) 選択 30 : ◯議長吉成五郎君) 選択 31 : ◯議長吉成五郎君) 選択 32 : ◯議長吉成五郎君) 選択 33 : ◯十九番(鈴木栄一君) 選択 34 : ◯六番(大宮正義君) 選択 35 : ◯議長吉成五郎君) 選択 36 : ◯議長吉成五郎君) 選択 37 : ◯議長吉成五郎君) 選択 38 : ◯議長吉成五郎君) 選択 39 : ◯十八番(木村正明君) 選択 40 : ◯六番(大宮正義君) 選択 41 : ◯議長吉成五郎君) 選択 42 : ◯議長吉成五郎君) 選択 43 : ◯議長吉成五郎君) 選択 44 : ◯議長吉成五郎君) 選択 45 : ◯議長吉成五郎君) 選択 46 : ◯議長吉成五郎君) 選択 47 : ◯議長吉成五郎君) 選択 48 : ◯議長吉成五郎君) 選択 49 : ◯議長吉成五郎君) 選択 50 : ◯議長吉成五郎君) 選択 51 : ◯議長吉成五郎君) 選択 52 : ◯区長木村茂君) 選択 53 : ◯議長吉成五郎君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 1991-6-13:平成3年 第2回定例会(第4日目)本文 854号    午後四時五十一分開議 ◯議長吉成五郎君) ただいまから平成三年第二回東京都千代田区議会定例会継続会を開会いたします。  この際、会議時間を延長いたします。  議事の都合により暫時休憩いたします。    午後四時五十二分休憩  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……議 事 日 程(第四号)    午後八時五十九分開議 2: ◯議長吉成五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市川宗隆君から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。    〔市川宗隆君登壇〕 3: ◯五番(市川宗隆君) このたび議長への陳情者に対し、私が圧力をかけたような行為につきまして、深く反省をいたしております。  また、議員の皆様方には、大変なご迷惑をおかけいたしましたことにつきまして、陳謝をいたします。 4: ◯議長吉成五郎君) ご報告を申し上げます。本日までに受理いたしました陳情一件につきましては、お手元に配付の請願・陳情付託一覧表のとおり所管の常任委員会に審査を付託いたしましたから報告いたします。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……請願・陳情付託一覧表 5: ◯議長吉成五郎君) 報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第一を議題に供します。横田事務局長をして朗読いたさせます。
     ──────────────────────────────────────  議案第四十号 東京都千代田区監査委員の選任の同意について    〔横田事務局長朗読〕  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……議案第40号 6: ◯議長吉成五郎君) 執行機関より提案理由の説明を求めます。    〔区長木村茂君登壇〕 7: ◯区長木村茂君) 議案第四十号、東京都千代田区監査委員の選任の同意について、提案理由をご説明申し上げます。  本議案は、前任者の死去に伴い、新監査委員を選任するため、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、区議会の同意を求めるため提案したものであります。  監査委員には、古賀周作君を適任と考えます。同君は、人格高潔にして区政全般にすぐれた識見を有しておりますので、何とぞご同意賜りますようお願い申し上げます。  議長(吉成五郎君) これより議案第四十号、東京都千代田区監査委員の選任の同意についての採決をいたします。  この採決は無記名投票をもって行います。  議場の出入口を閉鎖いたします。    〔議場閉鎖〕 8: ◯議長吉成五郎君) ただいまの出席者は二十八名であります。  お諮りします。投票につきましては、議長指名による開票立会人四名を置くことにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認め、ご指名申し上げます。一番小林たかや君、十番山田ゆうじろう君、十八番木村正明君、二十六番小枝すみ子君、以上の方にお願いいたします。  なお、念のため投票の方法について申し上げます。投票は無記名、一人一票であります。本案に賛成の方は白票を、本案に反対の方は青票をご投票願います。  本案について議長は投票いたしませんから、さようご了承願います。  投票カードはただいまお手元にお配りいたさせます。    〔投票カード配付〕 10: ◯議長吉成五郎君) 投票カードの行き渡らぬ方はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11: ◯議長吉成五郎君) なしと認めます。  これより投票を行います。  投票箱を改めさせます。    〔投票箱点検〕 12: ◯議長吉成五郎君) 異状なしと認めます。  横田事務局長をして点呼いたさせますから、順次ご投票願います。    〔氏名点呼〕    〔各員投票〕 13: ◯議長吉成五郎君) 投票漏れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯議長吉成五郎君) なしと認めます。  投票を終了いたします。  投票箱を閉じます。  これより開票いたします。  立会人の立ち会いをお願いします。    〔投票点検〕 15: ◯議長吉成五郎君) 投票の結果を報告いたします。  出席総数    二十八名  投票総数    二十七票   有効投票   二十七票   無効投票     〇票  投票総数    二十七票    白 票   二十五票    青 票     二票  ただいまご報告申し上げたとおり白票が多数であります。よって、本案は原案どおり決定いたしました。  投票カードの残りを回収いたしますから、しばらくお待ちください。  議場の出入口の閉鎖を解きます。    〔議場開鎖〕 16: ◯議長吉成五郎君) 区長から監査委員の辞令を渡しますので、そのまましばらくお待ちください。  ご報告申し上げます。監査委員古賀周作君から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。  古賀周作君の入場を許可いたします。    〔古賀周作君入場〕 17: ◯議長吉成五郎君) 発言を許可いたします。    〔古賀周作君登壇〕 18: ◯監査委員古賀周作君) ただいまご紹介にあずかりました古賀周作でございます。  このたび区議会の多数の皆様方のご同意をいただき、木村区長より千代田区監査委員を拝命いたしました。まことに光栄に存じますとともに、その責任の重大さを痛感しております。  現在、千代田区におきましては、人口減少を初め多くの困難な行政課題を抱え、議会の皆様方と区長を初め各職員におかれましては、その克服のためご苦心をされております。私も過去におきまして、当区の教育行政のため、微力をささげてまいったつもりでございます。  今回は、はからずも監査委員として再び皆様方のお世話になることとなりました。私といたしましては、監査委員に与えられました職責を十分に自覚し、その職分を全うしてまいりたいと存じますので、皆様方の一層のご指導を賜りますようお願い申し上げ、就任のごあいさつといたします。(拍手) 19: ◯議長吉成五郎君) 日程第二ないし第十一を一括議題に供します。横田事務局長をして朗読いたさせます。  ──────────────────────────────────────  議案第二十九号 平成三年度東京都千代田区一般会計補正予算第一号  議案第三十号  東京都千代田区特別区税条例の一部を改正する条例  議案第三十一号 災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する          条例の一部を改正する条例  議案第三十三号 千代田区庁舎電話設備改修工事請負契約について  議案第三十四号 道路整備工事(早稲田通りカラー舗装)請負契約について  議案第三十五号 道路整備工事(神田駅東口カラー舗装)及び掘削道路復旧工事請負          契約について  議案第三十六号 千代田区立軽井沢少年自然の家二期工事請負契約について  議案第三十七号 千代田区立軽井沢少年自然の家二期機械設備工事請負契約について  議案第三十八号 国家賠償請求事件に係る和解について  議案第三十九号 国家賠償請求事件に係る和解について           (委員会審査報告)    〔横田事務局長朗読〕  ────────────────────────────────────── 20: ◯議長吉成五郎君) 中村つねお企画総務建設委員長より同委員会の審議経過及び結果について報告を求めます。    〔中村つねお君登壇〕 21: ◯二十七番(中村つねお君) 企画総務建設委員会に審査を付託されました議案十件について、当委員会の審議経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、最初に、条例改正議案二件についてご報告いたします。  初めに、議案第三十号、東京都千代田区特別区税条例の一部を改正する条例についてです。  本案は、平成三年三月三十日付で地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律等が交付されたことに伴い、本区区税条例の一部を改正する必要があるため提案されたものです。  改正の主な内容は、長短期譲渡に対する重課税の特例措置の適用を五年延長すること、一般的な長期譲渡所得の税率を引き上げること、優良住宅地造成等のための長期譲渡について、税率を引き下げ、その適用期限を五年間延長すること、居住用財産の長期譲渡について、軽減税率二・七%を適用する範囲を拡大すること、特定市街化区域農地等の譲渡についての特例措置を廃止すること等です。  軽自動車税については、電気自動車に対する軽減税率の特例措置の適用を、平成四年度分までさらに一年間延長するものです。  なお、本案は公布の日から施行するものですが、付則第十一条及び付則第十一条の二の規定は平成四年四月一日から、付則第十条第一項及び付則第十一条の三の規定は平成五年四月一日から施行するものです。  質疑に入りましたところ、次のことが明らかになりました。  投機的な土地取引を抑制していく上で、重い税を課す等の税制面での措置は一定の効果が認められること。資産格差の拡大に適切に対処し、かつ勤労所得との税負担の均衡を図る必要があること。一方、優良な住宅地の供給等については、その円滑化を図る必要があるとのことです。  今回の改正による税収については、平成四年度において約七百万円の減、平成五年度において約三億六千六百万円の増、平成六年度においては約二百万円の増が見込まれることです。  討論を省略し、直ちに採決に入りましたところ、議案第三十号、東京都千代田区特別区税条例の一部を改正する条例は、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第三十一号、災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例について、ご報告いたします。  本案は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令が、平成三年四月十二日に改正施行されたことに伴い、本区条例の一部を改正するため提案されたものです。  改正の内容は、震災や水害等の災害時に、区長などの命令により応急措置の業務等に従事した者が、そのことにより負傷した場合等の各種損害補償の基礎額について、その最低額を七千円から七千五百円に、最高額を一万一千八百円から一万二千六百円に引き上げるものです。  なお、この条例は公布の日から施行するものです。  質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  応急措置業務の従事命令は、災害対策基本法及び水防法に基づき、区長を初め緊急の場合には、現場の区職員、警察官、消防署員等が発令できること。損害補償の内容は、療養補償、障害補償、遺族補償等六種類で、今回の改正は、その補償額の算出基礎となる額の引き上げで、政令に基づき全国共通で行われるものであり、本区においては、これまで本条例による支給実績はないとのことです。  討論を省略し、直ちに採決に入りましたところ、議案第三十一号、災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例は、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  続きまして、請負契約に関する議案第三十三号から議案第三十七号までの五議案についてご報告いたします。
     これらの議案は、いずれも東京都千代田区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第二条の規定に基づき提案された工事契約議案です。  まず、議案第三十三号、千代田区庁舎電話設備改修工事請負契約についてご報告いたします。  本案は、区役所庁舎の電話設備の老朽化と容量不足に対応するため、電話設備を更新するための工事請負契約です。  この工事は、現在の電話設備を使用しながら行う必要があるため、既存設備の設置業者で、かつ現在まで良好なメンテナンスを行っている千代田区神田富山町二十四番地、神田通信工業株式会社取締役曽我克己を契約の相手方として随意契約により契約するものです。契約金額は一億四百三万円、支出科目は平成三年度一般会計総務費となっています。  質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  更新する電話交換設備は、電子式で九百回線の内線を確保できるものであり、庁内内線電話機も転送・三者通話等の機能を持つプッシュホン式のものに更新する、工事は事務に支障を来さないよう休日、夜間を中心に、交換設備の入れかえは年末、年始の休日に行い、工期は平成四年一月三十一日となっています。  討論を省略し、直ちに採決に入りましたところ、議案第三十三号、千代田区庁舎電話設備改修工事請負契約については、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第三十四号、道路整備工事(早稲田通りカラー舗装)請負契約について、議案第三十五号、道路整備工事(神田駅東口カラー舗装)及び掘削道路復旧工事請負契約については、いずれも区道のカラー舗装に伴う道路整備工事ですので、一括してご報告いたします。  なお、両議案とも、契約の方法は、指名競争入札、支出科目は平成三年度一般会計、土木費となっています。  まず、早稲田通りカラー舗装につきましては、契約金額は一億八千三百三十四万円、契約の相手方は、常盤・新光建設共同企業体で、構成員は、代表者が常盤工業株式会社代表取締役高浪齋、他の構成員は、新光建設株式会社東京支店常務取締役東京支店長芦沢武男となっています。  次に、神田駅東口カラー舗装につきましては、掘削道路復旧とあわせて行うもので、契約金額は二億一千九百三十九万円、契約の相手方は、大林・本間建設共同企業体で、構成員は代表者が大林道路株式会社取締役社長森實二、他の構成員は、株式会社本間組取締役社長本間茂となっていますが、大林道路株式会社東京支店取締役支店長遠藤長次郎が建設共同企業体の代理人となっています。  質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  それぞれのカラー舗装は、道路環境、道路景観の向上、安らぎのあるまち、活気のあるまちを目指して整備するもので、一般の舗装よりグレードアップする部分の経費は、その一部を地元が負担すること、道路整備に先立って電気、ガス等の企業者との事前調整を十分に行っていること、近隣住民と協議の上、夜間工事が中心となり、施行延長は早稲田通りが四百六十六メートル、神田駅東口が七百六十メートル、完成は両地区とも本年十二月を予定しているとのことです。また、早稲田通りについては、区は基本的には靖国通りから牛込橋までの全区間を整備する方針ですが、都道である靖国通りの歩道のカラー舗装化、靖国神社前の歩道拡幅計画、牛込橋のかけかえ計画等との調整が必要であり、今回の整備区間を先行的に行うとのことです。  さらに、靖国通りと早稲田通りとの連続性を確保し、早稲田通りに人を呼び込むという視点からは、歩行者の安全性を確保しながら、田安門前の人の導線についても検討をしていくとのことです。  討論を省略し、それぞれの議案について採決に入りましたところ、議案第三十四号、道路整備工事(早稲田通りカラー舗装)請負契約について、及び議案第三十五号、道路整備工事(神田駅東口カラー舗装)及び掘削道路復旧工事請負契約については、いずれも全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第三十六号、千代田区立軽井沢少年自然の家二期工事請負契約について、議案第三十七号、千代田区立軽井沢少年自然の家二期機械設備工事請負契約についてですが、両議案とも、既設の軽井沢少年自然の家の向かい地に、研修棟、独立宿泊棟を増設する工事契約ですので、一括してご報告いたします。  まず、本体建設に関する議案第三十六号については、指名競争入札の結果、落札者がないため、地方自治法施行令第百六十七条の二第一項第六号の規定に基づき、随意契約となっています。契約金額は五億一千九百十二万円、契約の相手方は、長野・増田建設共同企業体で、構成員は、代表者が長野建設株式会社東京本社代表取締役松林重好、他の構成員は、増田建設株式会社代表取締役松本栄次となっています。  次に、機械設備に関する議案第三十七号については、契約の方法は指名競争入札、契約金額は一億六千五百八十三万円、契約の相手方は、三辰工業株式会社代表取締役高瀬茂忠となっています。  支出科目は、両議案とも平成三年度一般会計、教育費で、平成四年度分については、債務負担行為により措置をされているものです。  質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  工事の内容は、研修施設を中心としたパブリック棟一棟と、宿泊専用のコテージ四棟の建設及び空調・給水等の機械設備で、宿泊人数は五十名、延床面積は約一千四百平方メートルとなっています。  本体工事が入札不調になったことについて、入札は三回行われたが、入札予定価格と最低応札価格との差は約二千百万円であり、大規模な工事請負契約の入札不調は初めてであること、その原因は、入札予定価格は東京都財務局の積算標準単価表に基づく設計金額をもとに、工事場所が遠隔地であることや工期も長期にわたること、さらには地域特性なども考慮し、積算したものでしたが、応札者がこれらにかなりの安全率をとって見積もっていたことによるものです。最低応札者は、本工事の受注に強い意欲を持っており、区の積算方針を理解し、さらに企業努力をするということで、当初の仕様に基づき見積書を提出させた結果、予定価格以内に達したので契約するものです。  討論を省略し、それぞれの議案について採決に入りましたところ、議案第三十六号、千代田区立軽井沢少年自然の家二期工事請負契約について、議案第三十七号、千代田区立軽井沢少年自然の家二期機械設備工事請負契約については、いずれも全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第三十八号及び議案第三十九号の国家賠償請求事件に係る和解について、一括してご報告いたします。  これら二件の議案は、いずれも地方自治法第九十六条第一項の規定により、区議会の議決に付す必要があるため、提案されたものです。  議案第三十八号は、昭和五十九年十二月七日、区立練成中学校の教室において、授業中の生徒の悪質の私語を制止するため、教師が殴打したところ、生徒が下顎を骨折した事件について、被害者である生徒から区に対し国家賠償請求がなされた訴訟の和解に関するものです。  事件名は平成元年(ワ)第一万八百七十一号、国家賠償請求事件で、和解の当事者は、原告として元区立練成中学校男子生徒、被告として千代田区となっています。  和解の主な内容は、被害者である原告に損害賠償として、既に日本体育・学校保健センターから支払われている三百十万円のほか、区が五百万円を支払うというものです。  議案第三十九号は、平成二年八月二十八日、内神田三丁目十四番地先の区道上で、通行人が下水マンホールを踏み外して左下肢を負傷し、皮膚変色等の後遺症が生じた事件について、被害者である女性から、区に対して国家賠償請求がなされた件の和解に関するものです。  事件名は特別区道管理に係る国家賠償請求事件、和解の当事者は、板橋区内在住の女性と千代田区となっています。  和解の主な内容は、区が被害者に対し、損害賠償として百五十万円を支払うというものです。  支出科目はいずれも平成三年度一般会計、総務費となっています。  委員から、和解の相手方との交渉経緯等について若干の質疑がなされた後、討論を省略し、それぞれの議案について採決に入りましたところ、議案第三十八号及び議案第三十九号の国家賠償請求事件に係る和解については、いずれも全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第二十九号、平成三年度東京都千代田区一般会計補正予算第一号についてご報告いたします。  今回の補正は、損害賠償関係経費、住宅建設用地購入費が計上されたもので、その内容は次のとおりです。  まず、損害賠償関係経費につきましては、先ほどご報告いたしました区立練成中学校における事件、内神田三丁目における事件の和解に必要な損害賠償等の経費八百四十九万八千円が計上されています。  次に、住宅建設用地購入費につきましては、昭和六十年に東京都から第一建設事務所跡地を購入して以来、周辺地区との一体性のある開発を推進し、快適で良質な区民住宅及び区民集会室等を建設し、定住性の確保と住環境の改善を図るため、関係地権者との協議を進めていましたが、相手方の事情により当該隣接地を購入することになり、このための経費十八億一千百十二万円が計上されています。これに見合う歳入としましては、繰入金で十八億一千百十二万円、諸収入で八百四十九万八千円が充てられています。  したがいまして、今回の補正額は歳入歳出とも十八億一千九百六十一万八千円となり、本年度の一般会計の累積額は三百八十六億四千九百三十八万六千円となります。  質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  まず、損害賠償関係経費について、被害者に支払う損害賠償金は練成中学校分が五百万円、内神田三丁目分が百五十万円の計六百五十万円、弁護料が百九十九万八千円であり、これらの財源は自治体損害賠償保険より給付されるとのことです。  次に、住宅建設用地購入費について、一建跡地の区有地に隣接する九段南二丁目十七番一外、土地約二百四十五・八二平方メートルを購入するもので、購入後の区所有土地面積は六百三十四・九八平方メートルとなります。用地購入費として十八億七百万円を計上、これまでの交渉から本予算額の範囲内で取得できる見通しとなっています。このほか既存建物の解体費が四百十二万円となっています。  これらの財源は住宅整備基金を取り崩して充てるもので、この結果、住宅整備基金の残高は八十八億八千八百八十八万円となります。  土地取得後は、残る三地権者との共同化についての協議をさらに進め、平成四年度の着工を目指して、早期に関係者の最終合意が得られるよう努力していくとのことです。  また、民間との共同化による住宅の建設は初めての試みであり、将来にわたり定住性の確保を図ることができるよう協定方法等についての検討を行っていくとのことです。  討論を省略し、直ちに採決に入りましたところ、議案第二十九号、平成三年度東京都千代田区一般会計補正予算第一号は、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  以上、当委員会に審査を付託されました議案十件について、当委員会の審査報告どおりご決定いただけますようお願い申し上げまして、報告を終わります。(拍手) 22: ◯六番(大宮正義君) ただいまの報告のうち議案第二十九号は起立によって採決し、議案第三十号、議案第三十一号及び議案第三十三号ないし議案第三十九号については、中村つねお企画総務建設委員長の審査報告どおり決定あらんことを望みます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 23: ◯議長吉成五郎君) 大宮正義君の動議にご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。  議案第二十九号は起立によって採決いたします。  議案第二十九号、平成三年度東京都千代田区一般会計補正予算第一号に賛成の方の起立を求めます。    〔全員起立〕 25: ◯議長吉成五郎君) 起立全員であります。よって、本案は原案どおり決定いたしました。  日程第十二を議題に供します。横田事務局長をして朗読いたさせます。  ──────────────────────────────────────  議案第三十二号 東京都千代田区動物病院等に関する条例の一部を改正する条例           (委員会審査報告)    〔横田事務局長朗読〕  ────────────────────────────────────── 26: ◯議長吉成五郎君) 紙谷武福祉保健委員長より同委員会の審議経過及び結果について報告を求めます。    〔紙谷武君登壇〕 27: ◯八番(紙谷武君) 福祉保健委員会に審査を付託されました議案第三十二号、東京都千代田区動物病院等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、当委員会の審議経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本案は、社会経済事情の変化に伴い、動物病院・動物診療所の開設許可申請手数料及び更新許可手数料を改定する必要があるため提案されたものであります。  具体的内容は、開設許可手数料は、病院については六千八百円を八千三百円に、診療所については五千六百円を七千百円に、それぞれ千五百円引き上げるものであります。また、更新許可手数料は病院については三千四百円を四千百円に、診療所については二千八百円を三千五百円におのおの七百円引き上げるものであります。  現行の手数料は、昭和五十九年八月一日に改定したもので、今般の改正は昭和五十九年以来七年目の改定となるものであります。  なお、本案の施行は、平成三年八月一日を予定しています。  委員からの質疑及び理事者の説明により、次のことが明らかになりました。  今回の改定額については、その間の物価上昇等経費増を見込み、原価計算をして算出したもので、受益者負担の適正化を図るものであり、また、特別区を含む都全域において社会的、経済的な関連が強く、同一料金が望ましいものとして、都と同額に改定することにしたものであること、当区には、現在、動物病院が一軒あり、診療所はないこと、その一軒は昭和六十三年八月に有効期間七年で更新許可したものであり、次回の更新時期は平成七年八月となること、この許可年限については、おのおのの施設の建物の構造及び設備の有無等により決定されていること等が明らかになりました。  以上で、質疑を終え、討論を省略し、直ちに採決に入りましたところ、議案第三十二号、東京都千代田区動物病院等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、全員一致で可決すべきものと決定いたしました。  以上、当委員会に付託されました議案につきまして、当委員会の審議経過並びに結果をご報告申し上げましたが、当委員会の審査報告どおりご議決賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。(拍手) 28: ◯六番(大宮正義君) 本案は紙谷福祉保健委員長の審査報告どおり決定あらんことを望みます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 29: ◯議長吉成五郎君) 大宮正義君の動議にご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり決定いたしました。  追加日程が提出されました。  お諮りいたします。追加日程第一及び第二を一括して本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認め、追加日程第一及び第二は一括して本日の日程に追加し、議題に供することに決定いたしました。  追加日程第一を議題に供します。横田事務局長をして朗読いたさせます。  ──────────────────────────────────────  議員提出議案第九号 自衛隊の海外派兵に反対する意見書    〔横田事務局長朗読〕  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……議員提出議案第9号 32: ◯議長吉成五郎君) 提出者を代表して、鈴木栄一君より提案理由の説明を求めます。    〔鈴木栄一君登壇〕 33: ◯十九番(鈴木栄一君) 議員提出議案第九号、自衛隊の海外派兵に反対する意見書について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  提出者は七名であります。  提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。  政府は掃海艇の中東派遣につづいて、海外派兵のあらたな準備をすすめている。  さきに政府は、湾岸危機の開始とともに「国連平和協力法」を国会に上程し、憲法違反の自衛隊海外派兵の道を開こうとしたが、国民の強い反対によって廃案に追い込まれた。ふたたび「国際貢献」の名のもとに自衛隊海外派兵の新たな準備をすすめていることは、国民世論にたいする重大な挑戦であり、侵略戦争の痛恨の反省にたつ憲法の平和原則に対する真っ向からの蹂躪である。  よって千代田区議会は、政府がすすめている自衛隊海外派兵のあらゆる準備をただちに中止し、憲法の平和原則をもって国連に加盟した国として、PKOへの参加は非軍事的活動にきびしく限定し、個々のケースごとに国連憲章と憲法の立場から自主的に判断するという立場をとるよう求めるものである。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定にもとづき意見書を提出する。     年  月  日           千代田区議会議長名 内閣総理大臣あて  満場一致ご議決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。(拍手)
    34: ◯六番(大宮正義君) 本案は起立によって採決あらんことを望みます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 35: ◯議長吉成五郎君) 大宮正義君の動議にご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認め、起立によって採決いたします。  議員提出議案第九号、自衛隊の海外派兵に反対する意見書に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 37: ◯議長吉成五郎君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。  追加日程第二を議題に供します。横田事務局長をして朗読いたさせます。  ──────────────────────────────────────  議員提出議案第十号 小選挙区制導入・政党法制定に反対する意見書     〔横田事務局長朗読〕  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……議員提出議案第10号 38: ◯議長吉成五郎君) 提出者を代表して、木村正明君より提案理由の説明を求めます。    〔木村正明君登壇〕 39: ◯十八番(木村正明君) 議員提出議案第十号、小選挙区制導入・政党法制定に反対する意見書について、提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。  第八次選挙制度審議会は、第一次答申の衆議院選挙への小選挙区比例代表並立制の導入につづいて、参議院比例代表選挙の「改革」ならびに政党法の制定を内容とする第二次答申をおこなった。現在、同審議会では小選挙区制「区割り案」の線引き作業が強ピッチですすめられており、海部内閣は、「政治改革」の名で選挙制度改悪を本格的に推進しようとしている。  もともと「政治改革」の原点は、リクルート事件の反省であったはずである。金権腐敗の一掃という国民のねがいを選挙制度の問題にすりかえ、「政治改革」の名で小選挙区制を強行することは国民を欺瞞するものである。  自民党が四割台の得票で八割近くの議席を占めるという各種の試算が示すように、小選挙区制は比較第一党に絶対多数の議席を保障し、多数の「死票」を生みだすものである。これは、国民の意見を正しく国会に反映するという基準からみて最悪の制度である。  加えて金権政治に対する国民の批判を逆用し、政党法の制定による「公的助成」「政党の悪件」などの法的規制をすすめることは、憲法の定める「結社の自由」に著しく反するものである。以上の立場から千代田区議会は、小選挙区制の導入、政党法の制定に反対し、現行中選挙区制のもとで違憲状態にある定数不均衡を「格差一対二未満」の原則に基づく是正を緊急におこなうこと。企業・団体からの政治献金を即時禁止することを強く求めるものである。  右、地方自治法第九十九条第二項の規定に基づき意見書を提出する。     年  月  日           千代田区議会議長名 内閣総理大臣 自治大臣  あて  満場一致ご議決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。(拍手) 40: ◯六番(大宮正義君) 本案は起立によって採決あらんことを望みます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 41: ◯議長吉成五郎君) 大宮正義君の動議にご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認め、起立によって採決いたします。  議員提出議案第十号、小選挙区制導入・政党法制定に反対する意見書に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 43: ◯議長吉成五郎君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。  次に、各常任委員長から、お手元に配付の請願・陳情継続審査一覧表のとおり、各常任委員会において審査中の請願、陳情につきましては、会議規則第七十一条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。本件は、申し出のとおり閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認めます。よって、本件は申し出のとおり、いずれも閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……請願・陳情継続審査一覧表 45: ◯議長吉成五郎君) 次に、各常任委員長から委員会において調査中の事件につき、会議規則第七十一条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認めます。よって、各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……常任委員会の特定事件継続調査事項表 47: ◯議長吉成五郎君) 次に、議会運営委員長から委員会においての調査中の事件につき、会議規則第七十一条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。議会運営委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……議会運営委員会の特定事件継続調査事項表 49: ◯議長吉成五郎君) 次に、特別区制調査特別委員長、公共施設適正配置対策特別委員長、秋葉原地域まちづくり対策特別委員長、西神田・神保町地域まちづくり対策特別委員長から、委員会において調査中の事件につき、会議規則第七十一条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各特別委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50: ◯議長吉成五郎君) ご異議なしと認めます。よって、各特別委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  資料……特別委員会の特定事件継続調査事項表 51: ◯議長吉成五郎君) 以上をもって、本日の日程全部を議了いたしました。  これをもって本年第二回定例会を閉会いたします。  この際、木村区長より閉会のあいさつを求めます。    〔区長木村茂君登壇〕 52: ◯区長木村茂君) 平成三年第二回区議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  今回、ご提案いたしました議案は、平成三年度東京都千代田区一般会計補正予算第一号並びに東京都千代田区特別区税条例の一部を改正する条例等の条例の一部を改正する条例三件、契約議案といたしまして庁舎電話設備改修工事、道路整備工事、区立少年自然の家二期工事に係る契約案件五件、国家賠償請求事件に係る和解について二件及び前任者の死去に伴う新監査委員選任のための東京都千代田区監査委員の選任の同意についての合計十二議案でございました。その他報告案件といたしまして、平成二年度東京都千代田区一般会計予算の繰越明許費に係る歳出予算の繰り越しについてでございましたが、諸議案につきましては、いずれも原案どおりご議決、ご同意賜り、厚くお礼申し上げます。  この間、常任委員会が開催され、熱心にご審議を賜り、心から感謝申し上げます。諸議案の審議過程におきまして、各委員から賜りました貴重なご意見、ご提言は十分尊重し、今後の区政運営に生かしてまいる所存であります。  また、今議会では、地方自治法の一部改正に伴い、議会運営委員会が設置され、委員長に鎌倉つとむ議員、副委員長に中村つねお議員が選任されました。そのご就任を心からお祝い申し上げますとともに、今後のご活躍をご期待申し上げます。議会運営委員会が法的根拠を持った委員会として位置づけられましたことは、議決機関として議会が持つ機能をさらに充実させるものと存じます。  さて、私は開会あいさつの中でも申し上げましたように、人口の大幅減少というかつてない厳しい状況を真摯に受けとめ、人口回復を基本理念に据え、中・長期的展望に立った施策を展開するため、住宅施策の基本となる住宅基本計画の策定、区民が安心して住み続けられる都市像を描き、その実現を目指す上での指針となる新長期総合計画の策定、さらには、人口回復に向けたまちづくりに極めて重要な役割を持つ公共施設の適正配置などの早期策定を期してまいります。あわせて一刻の猶予もできない現状を踏まえ、緊急に実現可能な諸施策の展開を図るべく全職員一丸となって全力で取り組んでまいる所存であります。  何とぞ区議会におかれましても、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。  さて、佐藤議員を団長とする区議会の欧州行政都市調査が、来る六月二十五日から実施されます。伝統に培われたヨーロッパの先進都市を訪問し、その実情を調査するとともに、諸都市との親交を一層深められますことは、国際都市として一層の発展を推進する上で、極めて意義あるものと考えます。歴史的文化遺産や都市景観と調和を保ちながら、土地の高度利用を図り、公共住宅の供給を初めとする再開発事業の実態や、文化行政などをつぶさに見聞されて、本区のまちづくりに反映できますよう、その成果をご期待申し上げます。  十三日間に及ぶハードなスケジュールが組まれておりますが、調査団の皆様には、健康に十分ご留意され、所期の目的を達成されますよう心からお祈りいたします。  なお、終わりになりますが、雲仙・普賢岳における噴火災害により多数の死傷者、家屋焼失等大きな被害が発生しており、まことに心痛む思いがいたします。  本区といたしましては、災害地に対し、区民の総意として、心ばかりの義援金を贈呈させていただくことといたしました。  被災地の皆様に一刻も早く平穏な生活が戻ることを心から願うものであります。  以上をもちまして平成三年第二回区議会定例会閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 53: ◯議長吉成五郎君) これをもって会議を閉じます。  散会をいたします。    午後十時三分閉会      会議録署名員        議 長  吉 成 五 郎        議 員  鳥 海 隆 弘        議 員  石渡 しんこう 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...